ADHDはなぜ宿題をやらない?学校と子供の間で母親のできることは?

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[navi_list name=”メニュー名” type=”default” bold=”0″ arrow=”0″]ADHDの子供は苦手なことは後回しにしてしまう特性があるため、面倒な宿題は避けてしまってやってくれないことが多いです。
嫌なことはどうしても避けてしまうんです。

ところがいつかやってくれればいいのですが、そのいつかはやって来ない。
学校の担任の先生からは遂に電話が家にかかってきて注意をされるし、かと言ってわが子に声掛けしてもやってくれないし・・・と学校と子供の板ばさみでどうしたらいいのか悩んでいるママは多いのではないでしょうか。

私もその一人です。

うちのADHDの子供ななも宿題をやらないのでいつも手を焼いています。
今回は宿題をやらないADHDの子供にはママはどうしたらいいかについて考えてみようと思います。

目次

ADHDが宿題をやらないのはだらしがないから?

ADHDの子供が宿題をやらないのはだらしがないからという言葉で片付けるのはとても乱暴だと思います。

うちの主人はADHDに全く理解がないので、すぐだらしないからとかルーズだからという言葉で片付けます。

ADHDの子供が宿題をやらない理由を理解する

私自身がADHDなので小さい時からの自分の記憶を思い起こしたり、うちの2人のADHDの子供たちの子育てを通して得た体験から、宿題をやりたくないことや提出できないことはつくづくADHDから来ているのだと確信します。

長女のななが小学校4年生の時です。

夏休みの宿題を声掛けしてもなかなかやってくれません。
一覧表を見やすくチェックしやすいようにしてあげても全然やる様子はなく、最後の一週間で個別塾の先生にわからない問題など助けてもらって何とか終わらせました。

絵日記などは私がインターネットで過去の天気を調べて、どうしても終わらない日記の数日分は私がこっそり左手で書いてしまいました(>_<)

本当に今思い出しても親としてあってはいけない恥ずかしい出来事ですが、あの時は終わらせることに必死でした。

ADHDの大人は、嫌なことでもやらなければならないと理解して何とか頑張るのですが、ADHDの子供は脳が未発達のため、余計に苦手なことを取り組むのが難しいようです。

本人もやらなければと自分の気持ちと戦っているけれど、なかなか行動に移せないんです。

もしくは、そもそも宿題のことを連絡帳に書いていないか、思い出せないのかもしれません。
ADHDはワーキングメモリーがとても少ないので、宿題の存在を忘れているか、思い出しても先延ばししているうちに違うことに意識が向いてしまい、忘れてしまっている可能性もあります。

ADHDの子供が宿題をやらないのをできるように大人がサポートする

ADHDの子供が宿題をやるため、提出するために、できるようになるまで親がサポートしてあげることが大事です。

最初から丸投げではなく、かと言っていつまでも手取り足取りでは宿題の習慣がいつまでも受け身になってしまいます。

チェックリストなどを作ってあげて自分でチェックできるようにするとか、宿題袋を用意して毎日チェックを一緒にしてあげるなどの工夫を我が家ではしています。

ADHD宿題をやらないのをただ叱りつけてはいけない

いつもいつも宿題をやらないと言って叱りつけることだけはやめてほしいと思います。

叱られたからと言って、残念ながら次回から気をつけてできるようにはなかなかなりません。そんなに簡単に解決しないんです。

ADHDの特性から来ているうっかりなので、本人もわざとやっているわけではないと思います。

ADHD宿題をやらないのを叱りつけず何でそうなるのか聞く

叱りつけるのではなく、何でいつも宿題をやらないのか、宿題をやらないとどうなってしまうと思うかを子供に聞いてみるといいと思います。

自分の思考パターンとそれに伴う行動パターンは無意識にやっていると思うので、
親が聞くことによって振り返ることができます。

そして、そうならないように意識もできるように少しずつなっていくと思うんです。

これは訓練です。

親も叱つけないことが訓練。子供も宿題をやれるようになる訓練です。

ADHDの子供は宿題をやらないだけでなく2次障害まで引き起こしてしまう

宿題をやらないことを毎回頭ごなしにただりつけていると、いつも不器用でデコボコのせいで注意ばかりされている子供はどうなるかわかりますか。

ママのことも先生のことも勉強も全部嫌になってしまいます。

更には自分は何をやってもだめなんだと思い込んでしまって自己肯定感が低い子供になってしまいます。

自己肯定感が低い子供になってしまうと、何事も及び腰で、積極性のない子供になってしまいます。
ひどい場合は引きこもりなんてことになってしまったら大変です。。

自分の元にやって来てくれてまだ十数年のかわいいわが子のキラキラした未来の輝きを奪ってはいけないと思うんです。。

ADHD宿題をやらない現状をどうしたらいいかを話し合う

わが家では、ADHDの娘ななと宿題をやらない現状をどうしたら解決できるかを一緒に話し合いました。

私はいつも朝学校に遅刻しないこと、忘れ物をしないこと、宿題を忘れないという3つは絶対に守ってほしいと子供たちに言っています。

テストは勉強を一生懸命やったとしても点が取れないかもしれないけど、遅刻と忘れ物と宿題は、自分が気をつければできることだからです。

実を言うと、この3つこそADHDの大不得意なことなのですが(^^;

でも、努力をして習慣づけをすることでADHDでも克服できます。

ADHD宿題をやらない理由とやらなければならない理由を話し合う

宿題をやらなければならない理由を分かっているか確認した方がいいと思います。

やっても仕方ないのに何でやらなきゃいけないの?と思っていると、なかなか宿題をやることを習慣にすることができないからです。

ADHD宿題をやらない障害になっている面倒なことを手助けする

宿題をやるためにはいくつかのハードルがあります。

  • 宿題を忘れないようにノートに書き留める
  • 家でノートを確認する
  • 宿題をやる
  • 学校のカバンやランドセルに入れる

このステップを本人ひとりにさせるのではなく、一緒に手伝ってあげるとそれぞれのハードルも低くなりますよね。

うちではこれをホワイトボードに書いてチェックさせていました。
ひと目でリスト化すると本人も理解しやすいようでした。

他の提出物忘れ防止対策はこちらも参考にしてください

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日々のちょっとしたことでもADHDの子供にとっては大変な作業となります。

それを一つ一つサポートするのは心身ともに本当に大変で心が折れそうになることもあると思いますが、気が付くとできるようになっていた!と嬉しい気付きがありますよ。

二人のちょっとしたことで私は喜べます♪

ADHDの子供じゃなかったら当たり前のことが二人にはできないので、私には喜ぶ種がいっぱいなんです^^

そう思って今日も頑張ります!

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この記事を書いた人

都内に住む中2の息子と小5の娘のママです。
3人ともADHDなので毎日が戦いです!
不器用だけど、子供たちへはあふれんばかりの愛情で育児をしています^^
泣いたり笑ったり怒ったり、壁にぶつかりながらでこぼこ3人は何とか毎日前に進んでいます!

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