ADHDは勉強できない?勉強しない?理由は超かんたんなこれ!

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ADHDのお子さんがいるママの共通の悩みはお子さんが勉強ができないこと・・・ではないでしょうか。
厳密には、「勉強ができない」のではなく、「勉強しない」から成績が悪い・・・ということになります。


では、ADHDの子供が勉強しない理由がわかりますか?

とっても簡単な理由です。

その勉強の内容に興味がないからです。

目次

「ADHDは勉強できない」のではない

うちのADHDの息子のちょこ太は現在中学2年生ですが、御多分に漏れず、「勉強ができない子供」でした。

今も学校の成績もけっして良くはないです。

小学校中学年から中学2年生の今まで、ADHDの息子が勉強しないことについては本当に悩まされました。

息子のちょこ太は、中学受験する同級生たちがそろそろ勉強を意識し始める小学校の4年生あたりから、雲行きが怪しくなってきました。

息子は本が大好きで多読していましたので、幅広い分野で知識は豊富でした。

でも、それは自分が興味があったから、自分の興味のある本を読んだり調べたりして仕入れた知識です。

人からやりなさい!と言われて蓄積させた知識ではないんです。

勉強好きで、自ら進んで勉強する子供はなかなかいないと思います。
やはり、自分の好きじゃない分野の勉強をやることはどんな子供も苦痛を伴うものですよね。

なので、いよいよやらなければならない日にちが迫ってきたら、仕方なく我慢して勉強するというのが普通の子供たちだと思います。
その時期の早い遅いの違いはもちろんありますが。

しかし、ADHDの子供はその我慢さえもなかなかできません。
どうしても、興味がないことはやれないんです。
お母さんがすごい形相で怒っているから、やらないといけない・・・と思って、取り掛かるのですが、やはり自分に嘘はつけないんです。

ADHDの子供は勉強ができないのではない、と私は思います。
勉強ができないのではなくて、やらないから偏差値が上がらない、成績が悪いんです。。

そして、やらない理由は「つまらないから」「興味がないから」です。

この文章を読んで、分かってる!そんなことどうでもいい!と思わないでください。
ADHDの子供のママは、子供が自分の足で立てるようになるまでは、常にこのことを忘れないでくださいね。
ここを工夫してあげることこそが、ADHDの子供が勉強をするようになる方法ではないかと私は思います。


「ADHDは勉強できない」と思われてしまう理由

ADHDの子供は感覚で生きているところがあります。

うちは小5の娘も中2の息子も私もそろってADHDです。
なので、これは私の子育てを通して得た経験と自分自身の感覚と体感から得た知識でお伝えしています。

ですから極端に言うと、ADHD以外の人から見ると、すごく難しそうな面倒な勉強や趣味や本であろうと、ADHDは興味があれば黙々と集中して知識をものにしようとします。

私もそうでしたし、そうされたこともありましたが、こんこんと理屈っぽく何で勉強しなければならないか・・・などと説明されても心は動きません。

説明されていることは分かるのですが、体が拒否してしまって勉強できないというのが正直な気持ちなのだと思います。

そんな状況にどんどん追いやられて行くと、ますます勉強に対してネガティブなマインドになってしまって、ついにはそんなに嫌じゃなかった科目まで力が入らなくなってしまう。。。

そして、ほとんどの科目の勉強をしなくなってしまって成績は下がる。
偏差値も下がって、ADHDだから勉強ができないと親が思ってしまうのではないでしょうか。

皮肉なことに、ママが勉強させようとすればするほど、ADHDの子供は勉強したくなくなってしまう。

なぜなら、ママが子供に勉強させるためにしていることは先ほどお伝えした
「ADHDの子供は興味がない、つまらないことはやらない」という視点で考えてないからなんです。

ADHDで勉強できない子供を変えるためには?

ADHDの子供は勉強ができない、頭が悪いというのは間違いです。

うちの息子は成績が悪いですし、中学受験もうまくいきませんでした。
希望の学校は全て落ちてしまったんです。

でも、息子のことを勉強ができない、頭が悪いと思ったことはありません。
ただの親バカではなく、ADHDの特性として、興味のあることにはおそろしいほどの集中力で取り組むことができるということを知っているからです。

今、息子のちょこ太はいい先生との出会いがあり、やっと勉強に目覚め始めました。
息子にはその先生が合っていますが、娘には合わないかもしれません。
ちょこ太には今までたくさんの塾、家庭教師を試しました。
塾も家庭教師も一流の所にお願いもしました。
東大出身のプロ家庭教師も頼みました。
でも、そういうアプローチはそもそも間違っていたと今は分かります。

お子さんがADHDか、ADHDかもしれないグレーかもしれないと思っている親御さんなら、
多くがADHDの子供の特徴について知っていると思います。

集中力がないのがADHDなのですが、逆に興味を持ったら鬼に金棒なんですよ。
なので、ADHD=絶望的とは思わないでください。
私もADHDなのでわかるのですが、ADHDは興味を持つと自分でも何でこんなに情熱をもって突き進めるのだろうと思うくらいにとことん頑張ります。

あきらめませんよ。ADHDは興味を持つと、すっぽんのように食いつきます(笑)

私は、高1の1学期まで数学は大嫌いでした。

高1に入学してすぐに受けた全国統一実力模試は、さんざんな点数でした。
ところが、高1で担当して下さった数学の女性教師が私の目にはとてもかっこよく映りました。
その先生は私の母校を卒業して、東京理科大学に合格したかっこいい理系の先生で。
どうしてもその他大勢の特徴のない学生だった私は先生に一目置いてほしかったんです。
がむしゃらに勉強して、テスト前でなくても常に教科書と問題集を解いて、学年で一番になりました。

今思い出しても、すごい執着で頑張った思い出はたくさんあります。
英語なんて大嫌いで、成績が悪かったのですが、必死に踏ん張ってアメリカの大学を卒業しました。
私は努力家だったわけではありません。むしろ努力なんて大嫌い。
親から説得されたわけでもないです。親からやれと言われたら、先ほどお伝えしたように私は卒業できなかったかもしれません。

自分は、やりたい!と思ったらとことん頑張れるとわかっていたので、自分でモチベーションを保つように努力しました。
私は、その時20歳を過ぎていたので、自分の考えや気持ちをコントロールするように努力できました。
でも、子供ではそこまでは難しいと思います。
ですから、親が子供が興味ない、つまらないと思わないように、工夫してあげることが大事になります。
すごく抽象的で答えが無いようですが、そんなことはなく、このことを忘れずにADHDの子供と接することが大事だと思います。

そして、勉強が好きではなく、勉強をしないADHDの子供を変える方法は変えてくれる人との出会いだと思います。

その子のやる気スイッチを押してくれる学校や塾や家庭教師の先生だったり、友達の影響などです。
でも、間違ってはいけないのが、その影響を与える先生や友達の学歴や頭のいい悪いは関係ないということです。

興味が掻き立てられるかどうかが、ADHDにとっては一番重要で刺激的なことなんです。

そういう人との出会いがADHDを変えるんです。
東大卒とか、学年トップだから、とかは全く関係ありません。

色んな人と知り合う機会を与えてあげてほしいと思います。
そして、子供の興味を失わせるようなことはしないことです。
そんなことは大変だから・・・もう受験まで時間がないから・・・というのを聞くと、もったいないなあと思ってしまいます。

さすがに相当のリスクがあるなら今は一旦あきらめざる負えませんが。。

色んな問題集や参考書を買っても、ADHDの子供の底力を発揮させるきっかけには残念ながらならないと思います。

家族以外の人にたくさん会わせて、今まで流れが悪くなっていた子供の窓を開けて風通しを良くしてあげる。
それを繰り返していたら、きっと運命の出会いがあると思います。

くれぐれも、ママがお子さんにくどくど言って、今の勉強に興味がない、つまらない、と余計に思わせないでくださいね。
ADHDは楽しくないとやらないんですから^^




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この記事を書いた人

都内に住む中2の息子と小5の娘のママです。
3人ともADHDなので毎日が戦いです!
不器用だけど、子供たちへはあふれんばかりの愛情で育児をしています^^
泣いたり笑ったり怒ったり、壁にぶつかりながらでこぼこ3人は何とか毎日前に進んでいます!

⇒プロフィール 詳細

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