ADHDの子供の叱り方はどうしてる?怒りすぎは絶対NGの訳

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うちのADHDの長男は同じADHDの長女と比べて、かなりADHDの特性が強く出ています。

そのために学校生活や普段の生活でもトラブルや失敗をすることがとても多いです。

今は私も主人もちょこ太のドジに慣れてしまいましたが、ADHDではない主人には理解できず、イライラして仕方がないようです。

主人がカーッとちょこ太を怒鳴るたび、そういう注意の仕方では逆効果だと何度も言うのですが、なかなか分かってくれないのが現状です。

ADHDの子供の叱り方はどうするのがいいと思いますか?

逆にどう叱ってはいけないのでしょう。うちのちょこ太の場合でお話しします。

 

目次

ADHDの子供の叱り方|怒られすぎている子供たち

 

 


うちのちょこ太は、小学校高学年くらいから、何事もなかった日はないといえます。

やれ定期をなくした、体操服をなくした、お金を落とした、電車で寝過ごし終点にいる、学校の帰りに我慢できなくて寄り道して学校の先生から連絡が来る、池に落ちたなど、次はどんな失敗をしてやろうと思っているとしか思えないほど、手を変え品を変えてやらかします。

その度、またか~と思い、怒りたくなる感情をグッと抑えて、ちょこ太に優しく聞きます。
本人も、目の前で失敗をするときはとっさにすぐ、私や主人の顔色を伺います。

いつも怒られているので、また怒られる!ととっさに思うのでしょう。

ADHDの子供はいつも失敗ばかりしているので、いつも怒られてきました。

その結果、自己肯定感がとても低い子供になってしまいます。
いつも怒られているので、自分に自信がありません。
どうせ自分なんて何にもまともにできない。

いつも怒られてばかりでなんで○○と違って自分はこんなにダメなんだろうと劣等感の塊になってしまうんです。

失敗してほめるのはさすがにおかしいかもしれませんが、その失敗には原因、理由があるに違いありません。

頭ごなしに叱っても、自己肯定感が低くなるだけで、何もメリットはないんです。

それよりも何で失敗したのかを一緒に考えることの方が大切です。
今度その失敗をしないためにはどうしたらいいのか、どうすべきだったかを親子で考えます。

ADHDの子供は落ち着きがなく、不器用で、集中力がなく、記憶力も悪いです。

いいところもいっぱいあるのですが、苦手なこともたくさんあります。

その苦手なことを大人になるまでにできるだけ減らせるように親子で向き合うという姿勢がまずは一番大事ではないでしょうか。

乱暴に怒鳴っても残念ながらADHDは簡単には変わることができません。
まずはもっと時間をかけて何でそうなってしまったかを考えて、そうならないためにどうしたらいいか、その解決方法を一緒に考えてあげる。

 

ADHDの子供の叱り方|2次障害の怖さ

 

 

先ほどお伝えしたように、あまりに怒りすぎていると、その子供は自己肯定感のとても低い子になってしまいます。
どうせできないから・・・とそのまま引きこもりになる子もいます。

そして、怖いのは、嘘をつくようになることです。
2次障害です。

本当のことを言ったら叱られるから自己防衛の為に嘘をつきます。
嘘をつく子供は本当のことを言えない状況にされているんですね。


ADHDの子供の叱り方|嘘をつくようになってしまった


ちょこ太もとっさに嘘をつくようになってしまいました。
いつも失敗ばかりしているちょこ太は学校でも家でも、先生から父や母から怒られてばかり。
自分のせいなのですが、不注意なので注意がいきわたらないんです。


ADHDの子供は普通の子供の何倍も同じことができるようになるのに時間が掛かります。
その分周りの大人は注意もしなければなりません。
そこを大人の方が理解してあげて接しなければならないと思います。

 

ADHDの子供の叱り方|自己肯定感が低い

 

ちょこ太も私も失敗ばかりして周りからも叱られてばかりを繰り返した結果、自己肯定感が低くなってしまいました。

ちょこ太は自分なんて・・・と自分に自信がなく、何をするのも最初から白旗を上げるような子供になってしまいました。

私のフォローの仕方が間違っていたんだなととても反省しています。

最近のちょこ太は少しできることも増えてきて、運命の先生との出会いで勉強もするようになっています。

ここで色々なことを克服して自己肯定感が高まるといいなと思っています。

そして、ADHDの子供への接し方、叱り方を私も変えなければいけないと心に誓っています。

ADHDの子供の叱り方|一緒に考える

 

ADHDのちょこ太が小学校6年生の時に受験の個別塾に通っていた時のこと。

その塾の人気実力ナンバーワンの先生に教えていただいていました。
でもあるときからその先生の授業を嫌がるようになったんです。

それでも私は嫌がる本当の理由がわからず、ちょこ太を励ましながら行かせていました。
嫌がっているのはわがままと思ったんです。

ある時ちょこ太の塾用のノートを見たら

○○(先生の名前)死ね、○○死ね、

とびっしりノートに書かれていました。

私は一瞬何が何だかわかりませんでした。

あの穏やかなちょこ太がこんなひどい言葉を書くなんて。
ショックでした。

そのことはちょこ太にはもちろん言いませんでした。

どうやらちょこ太の理解力が低いこと、宿題をやってこないこと、授業に集中できないことを
この先生は感情的にちょこ太に怒鳴りつけて叱っていたようでした。

今までと違う容量の悪い、先生からすればADHDなどよく知らないのでADHDの特性が強く出ているちょこ太が理解できなかったんでしょう。

感情的に勢いで叱っても、ADHDの子供には伝わりません。

本人は失敗したことをまたやってしまった!と気づいています。
そこへまたガミガミ言うことは更にその子を傷つけることになるだけです。

 

ADHDの子供の叱り方|考えを押し付けず理解させる


またやってしまうのを防ぐにはどうしたらいいか、本人に決心させる意味でも一緒に落ち着いて話し合うことが大切だと思っています。

感情的に叱っても、その時のことは嫌な出来事として嵐のように過ぎ去ってしまうだけです。
負の感情だけで、その失敗が何も活かされません。

できることを一緒に考える。
このやり方で、ちょこ太と毎日一つ一つ乗り越えています。

行きつ戻りつですが、それも込みで大事な愛する息子ですから^^

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この記事を書いた人

都内に住む中2の息子と小5の娘のママです。
3人ともADHDなので毎日が戦いです!
不器用だけど、子供たちへはあふれんばかりの愛情で育児をしています^^
泣いたり笑ったり怒ったり、壁にぶつかりながらでこぼこ3人は何とか毎日前に進んでいます!

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