ADHDの子供の提出物に頭を抱えているママは多いのではないでしょうか?
私もその一人でした。
2人のADHDもちの子供たちは計画的にやることができず、
夏休みの宿題は半分チカラわざでかたづけました(^^;
普通に声掛けなどで提出物の期限を守らせるのは到底無理だと思います。
本人たちも提出物を出さなくても大丈夫と思ってるわけではなく、
何とかしなければとは思っています。
ただその方法と第一歩がなかなか踏み出せません。
そして継続ができないんです。
ちょっとした工夫でうちのADHDの子供たちは提出物を出せるようになりました。
その方法についてお伝えします!
ADHDの提出物対策|期日に出せないのはなぜ?
ADHDは計画を立ててそれをコツコツやり遂げることが大の苦手です。
私も小さい時からコツコツやって、ゴールまでなかなかたどり着けませんでした。
ADHDの子供たちも同じく、夏休みの宿題はため放題。
まずは自分の興味があってやりたいことだけをやる傾向がある、ADHD。
分かってはいるけど、面倒なことは先延ばしにする癖があります。
何とかならないのに、何とかなると思っている節もあります。
そして、うちの場合は、そのうち宿題の提出日さえ忘れてしまいます。
なぜADHDは宿題を出さないのかというと、嫌なことや面倒なことはやりたくないと思って先延ばししてしまう性質があるから。
ADHDの子供に計画をまかせて宿題を提出するのはなかなか無理があると思います。
やはり母親が計画してそれを実践させることが、今後自分でタスク管理をする上でも予行練習となるので
ぜひ何度も繰り返してやってみてください。
ADHDの提出物対策|ツールに頼る
実際にどのようにADHDの子供たちの宿題の提出計画を立てるか。
いくら1日3ページね!と私が声掛けしたところで、守りません。
結局長期休みの土壇場で半べそかきながら片付けるのが通例。
今までいろいろと試してみてシンプルで一番効果があったのが、視覚的に伝えることでした。
AADHDの提出物対策|Nuボード
今までいろんな方法で視覚に訴えてきましたが、その中でも一番効果があったのはヌーボードというものでした。
ヌーボードは大きさが新書版からA3まであり、ノートのように閉じて持ち歩けるホワイトボードです。
ホワイトボードなので簡単に書いたり消したりできるので扱いやすく、
ホワイトボードなのでノートよりもインパクトがあるのでADHDの子供にも理解しやすいと思います。
ExcelやWordなどを使って表を作って貼り付けなどもしましたが、うちの場合はヌーボードの方がうまくいきました。
例えば全ての宿題を一覧表にして、終わったものから傍線を引いて消すというシンプルなものです。
でこうすることで、どれくらいの宿題があとどのくらい残っているか。
あと、大事なのは消さずに傍線でやった宿題を残すことで子供も達成感が得られます。
ADHDの提出物対策|毎日やる量を視覚化する
そして、計画はざっくりだとADHDの子供にはイメージがつきません。
どのくらいの量をこなさなければならないかわからないので、必ず、提出日から逆算して何日あるか、
だから毎日どのくらいやらなければならないかをちゃんと話し合って確認しあいます。
勝手にお母さんが決めてしまうと、全て受け身になってしまって提出物の量と提出日までの日数などが実感として頭に入らないんです。
だから自分でも考えさせます。
ADHDの子供たちは提出日が直前になってしまって、終わらないので朝から晩まで半べそで宿題をやった経験があると思います。
だからそのつらい経験をまたしたくない!という気持ちは実感としてあります。
この時の辛い気持ちを思い起こさせつつ、一緒に話し合って決めることで、自分の覚悟もかたまります。
ADHDの提出物対策|子供と話し合って取引もする
わが家の場合は、話し合いの時に、その日のノルマが終わったらいくら遊んでもOK!前倒しで早く全部終わったら
残りの日数は朝から晩まで遊んでOKとしました。
ただし、スマホとゲームは合わせて3時間以内でマンガはいくら読んでもOKとの条件付きです。
逆にペナルティとして、その日の宿題ができなかったら(体調が悪い時を除く)スマホとスイッチは没収!
気持ちよく遊びたかったら、ちゃんと約束(決めた取引)は守ってやることはやろうね、というスタンスです。
いつもグチグチ「ゲームばかりして!」とか、「勉強はしないの?」と私から毎日言われているちょこ太としては
宿題さえやれば嫌味も言われず、遊び放題なのはかなり嬉しいようでした。
長男は中学生なので、提出物はやらないですまされないことはよーく承知しているので、
この方法でトラブルなくやることができました。
今までのちょこ太は宿題が終わらず、提出日直前の最後の数日を個別塾の先生に頼ってやっと終わらせていました。
その分、金銭的な負担もかかるし、母親と子供のストレスはかなりのものでした。
でも、この方法で親子二人だけで解決することができました。
私にとってもADHDの息子にとっても受け身でなく、自分で提出物を終わらせることができたというのは、
かなりの自信になったようでした。
そこのところは、達成できたときにかなり大げさに褒めました。
前倒しで早めに宿題を終わらせたらさらにオーバーに褒めまくりました!
うちの長男ちょこ太の今までと比べたら、あり得ないほどの成長なんです。
いま、ADHDのわが子がまったく提出物が出せないと悩んでいるママたちの気持ちが痛いほどよくわかるんです。
今、出口のないトンネルに入り込んでいて、このトンネルは出口がないんじゃないかと思っているママたちも
いるかもしれません。
信じられないかもしれませんが、出口は必ずありますよ。
わが子はわずかながらでも確実に成長しています^^
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